Autumn Landscape

"秋の風景"と名づけられた抽象画です。
繊細な色遣いの中に、風景の奥行きが感じられます。

Jeppe Vontilliusが好む茶・灰・グリーンを基調にした画面で、近づくと下塗りで微妙な色合いの差を出しているのがわかります。重ねた筆のタッチも美しく、ぜひともお手元でご覧いただきたいです。

比較的小ぶりの作品で、あらゆるスペースに掛けやすいかと存じます。
フレームはオリジナルのものに、全体に薄くゴールドを塗装し直しております。

こちらの作品は、店主シドゥがご納品に訪問させていただきたく、ご希望の納品日を調整させていただけますと幸いに存じます。

ひび割れや剥落なく、画面のコンディションは非常に良好です。
額の下側に凹みがあり修復しておりますが、跡がございます。額に見られる釘穴は、オリジナルを尊重しそのままにしております。額裏は金具を交換し、フレームの堅牢性を高めました。
ご不明ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

Jeppe Carl Jeppesen Vontillius(1915-1994)はコペンハーゲン郊外のフレデリクスバーグに生を受け、早くから画家としての活動を始めました。

戦後、デンマーク画壇が従来の型にとらわれない新しい抽象・自然画を模索する中、30代後半から国内最大級の展示会である"三月展"等に出展、画風を確立していきます。

彼の作品は女性と風景をモチーフにしたものが多く、1つの対象を見つめ、描き続けたことによる独自の精神性を感じさせます。シックな色遣いとあいまって唯一無二の魅力を放ち、デンマーク国内においても高い人気があります。