【美術展訪問記】棟方志功記念館

Blog

こんばんは、シドゥです。
今年3月末に棟方志功記念館が閉館してしまう、ということで、3連休に青森へ1泊で旅行しました。

青森に行くのははじめてですが、比較的新しい素敵な美術館がいくつもあります。青森県立美術館、今回行けませんでしたが十和田市現代美術館弘前れんが倉庫美術館八戸市美術館など。楽しみです。

青森駅についてまずはお腹ごしらえ、ということでウィーン風の内装が重厚なシベリウスさんの喫茶に向かいます。

写真は選びきれなくて、1人なのに2つ頼んだ図です^^;
チーズケーキにカスタードソースをたっぷりかけて焼いたデザートとザッハートルテ。お昼ご飯がわりにどちはもペロリでした。

棟方志功の幼少期の遊び場だった善知鳥(うとう)神社にお参りしてから、棟方志功記念館に向かいます。

善知鳥神社の近くに住まい、ねぶたの絵描きの名手だった従兄弟に手解きをうけ、道路に絵を描いていたそうです。

下の写真は、版画(棟方志功は板画と表現)を始めてまもなく、柳宗悦らの目に留まるきっかけになった作品。絵ばかりでなく文字もすべて木彫で、惹き込まれます。

以降本格的に板画に取り組んでいくのですが、驚くのはそのモチーフと表現の幅広さ。

モチーフは今回展示されていただけでも仏教・椅子・石板・俳句・インド・花札・詩・ヴェートーベンなどなど…

一心不乱に彫り上げるスピードと滾るような創造性は、同じ芸術をしてる同時代の人からは、天才を通り越して鬼才に映っただろうなと感じます。

棟方志功記念館を出ると、外は作品のような景色です。明日は、青森県立美術館(棟方志功記念館のコレクションを引き継ぐ先でもあります)に行きます。